未だ鳴り止まぬオーアヴルム 作者:■■■■■■
タイトル | 未だ鳴り止まぬオーアヴルム |
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舞台 | 2024年7月の現代日本(適宜改変可) |
人数 | 2〜4人・新規継続問わず |
時間 | ボイスセッションで2.5時間〜 |
ロスト | なし |
推奨技能 | なし |
とある夏、探索者はとある異常に悩まされている。
「頭の中の音楽が鳴り止まない」のである。
いつだって鳴り続けるそれはいつしか口から漏れ出すように。日常生活さえままならない探索者は数日の休みが与えられていた。
うだる夏に響く蝉の声、それより大きい脳内のミュージック。
探索者は事態を解決できるのか?ついでに世界も危機っぽい!?
──喧騒が終わらない!
PL向け説明
歌唱技能が低い探索者をPCとして想定しているが、KP裁量で改変可能である。
プロローグ
喧騒が終わらない!
クトゥルフ神話TRPG
【未だ鳴り止まぬオーアヴルム】
導入
梅雨も終わり、近年の異常気象により気温の上昇が続いている。30℃を超える真夏日、7月13日のことだ。探索者たちは、カフェで食事をしているところである。
ところで、探索者には悩みがあった。
脳が、全て歌に埋め尽くされていく感覚。頭の中で永遠に流れるボブ・ディラン。それは無意識に口から流れ出る。──近頃のあなたは、気を抜くと歌を歌ってしまうという状態にあった。それも尋常な頻度ではなく、会話中はもとより、食事中や睡眠中、仕事や学業、大切な会議。どんな場所でも歌ってしまうあなたには数日間の休みが与えられている。
もちろん今も例外ではない。
あなたは歌っている。気を抜いた瞬間に、歌ってしまったのだ。
●何故かやたらと歌が上手い
あなたの〈芸術:歌唱〉の値は今、99である。
指示がない限りこのシナリオ中は芸術(歌唱)を99で振ることができる。
〈芸術:歌唱〉 試しに振ってみよう!
成功:歌がうますぎる。
店内の視線があなたたちに突き刺さる。
〈POW*3〉 我慢できるか
成功:は、と意識を取り戻す。気をつけていれば口から音が出るのを止められる。
失敗:もう無理だ。一旦ここは歌い切ってしまおう。???が1d5増える。
「あの」
みれば、カフェの店員があなたたちに話しかけている。
「もしかして、オーアヴルムですか」
ひそひそと、彼女はいう。
「私、最近その現象について調べてて……」
彼女は何かを話そうとしたが、別のスタッフに呼び戻されたようで、すみません!とメモにキーワード【オーアヴルム】を書き、店の奥へと帰っていった。